2010年 1月 25日 はてなブックマーク -


社内でクラウドサービスをいろいろテストしてみようということでとりあえずAmazon WEB Serviceでできることを調べてみました。
探してもEC2とS3以外はなかなか情報がでてこないため簡単にまとめておきます。

調査対象は

・Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)
・Amazon Simple DB
・Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)
・Amazon CloudFront
・Amazon Simple Queue Service(Amazon SQS)
・AWS Premium Support
・Amazon Flexible Payments Service(Amazon FPS)
・Amazon DevPay
・Amazon Mechanical Turk
・Amazon Fulfillment Web Service(Amazon FWS)
・Amazon Associates Web Service
・Alexa Web Information Service
・Alexa Top Sites

詳細は以下から

1.Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

概要:
・仮想専用サーバー(VPS)のホスティングサービス

コスト:
・一番安いものでサーバー利用料は$0.1/時間
・回線利用料はデータ転送量に応じて課金。IN:$0.1/GB~、OUT:$0.1/GB~
・固定IPアドレスの割り振りはサービスを利用していない間は有料。$0.01/時間

メリット:
・専用サーバーなどと異なり、必要としなくなったものについては停止すれば料金を支払わなくてすむ
・将来のデータ量の増加を見込む必要がない(簡単にすぐ増設できる)
・料金が安い
・稼動率99.95%のSLA(サービス品質保証契約)を提供
・サーバの負荷などによって柔軟に構成台数を変えることができる
・サーバの立ち上げが数分で可能で、AMIという設定ファイルを保存することでサーバーの複製コピーが簡単。新しいサービスを多く立ち上げるベンチャー向き
・必要なサーバを必要なときに必要な分だけ用意でき、必要になれば1分で調達。不要になれば1分で破棄
・サーバのセキュリティがあらかじめ用意されており、設定する必要がない。セキュリティレベルの選択をするだけでよい。
・単純にサーバを追加すればそれに比例して処理性能がアップするように設計されている

デメリット:
・通常のレンタルサーバーと比べて価格的に必ず安いわけではない(用途による)
・サーバをshutdownしたら、サーバのデータはすべて消滅する(rebootは大丈夫)
・Amazon EBSかAmazon S3を併用するのが前提
・サーバがアメリカとヨーロッパにあるため,日本からだと遅い(対策として「CloudFront/後述」がある)
・Amazonが提供するサービス自体に問題があると、不可避でトラブルに遭う
・仮想サーバであるため、サーバにアクセスする入り口は管理者、ユーザに関わらずひとつしかない。また、物理的な機材を追加することはできない。
・簡便であるが故に、無計画にサーバを増やしすぎたり、設定作業が怠慢化するワナ


2.Amazon Simple DB

説明:
・巨大で単純なデータベースサービス
・構造化されたデータ上でリアルタイムでquery操作が可能

コスト:
・利用料は$0.14/h
・データ保存に1GB当たり$1.50/monthを課金
・データの転送料は$0.10~$0.18/GB

メリット:
・使っただけの従量制課金
・アマゾンS3・EC2と緊密に連携しており、全部が一つになってクラウド内のデータセットの保存・処理・クエリー機能を提供
・webサービスのため導入、管理、バックアップ不要
・スキーマを使うことなく,データを自動的にインデックス化して管理でき、メタ情報などを付加した構造化データも扱える
・どちらかというと疎結合のサービス構築に向いている

デメリット:
・あまり安くはない
・システムやDBの初期設定、トラフィックの増大に伴うチューニングをユーザー自身でしなければならない
・Amazon独自のAPIでアプリケーションを作らねばならない

3.Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

説明:
・大容量のオンラインストレージサービス
・ホスティング型のストレージサービスで、Webアプリケーションで利用するデータを保存できる。
・データ転送料/リクエスト料をデータ要求実行者に課金できる「Requester Pays Buckets」の提供を開始。

コスト:
・データ転送料は
  データのupload料金が
   $0.1/GB
  データdownload料金は1GB単位の従量課金で月間のトラフィックにより下記のように料金が異なる
   $0.17/月(~10TB)
   $0.13/月(~50TB)
   $0.11/月(~150TB)
   $0.1/月(150TB超)
・ストレージ利用料は1GB単位の従量課金で月間のトラフィックにより下記のように料金が異なる
  $0.15/月(~50TB)
  $0.14/月(~100TB)
  $0.13/月(~500TB)
  $0.12/月(500TB超)
・データ処理のリクエスト回数に対しても下記のように課金される
 $0.01/1,000回(PUT)
 $0.01/10,000回(GET)

メリット:
・必要なだけ使える従量課金式
・容量無制限でデータの増加に対し、面倒なサーバー追加の作業を行わなくてよい
・高トラフィックにも耐えられる
・Amazonインフラなので信頼性がある
・簡単なAPIを利用することで利用可能
・Amazon自身のWebサイトと同程度の信頼性を確保し、99.99%のアベイラビリティを誇る
・障害が発生した場合にもダウンタイムなしに復旧される

デメリット:
・APIでの提供なので何らかのツールが必要となる
・海外のサーバーのためそんなに速くない(対策として「CloudFront/後述」がある)
・ちょこちょこ使うストレージとしてみると使いづらい
・ファイル操作は基本GET/PUT/DELETEしか用意されていない
・移動・名前変更を行おうとするとGET→名前を変えてPUT→DELETEとなるのでムダがある(時間的にも金銭的にも)
・過去に大規模な障害に見舞われ、復旧に3時間以上がかかるというトラブルが発生した。インフラを他者に依存するリスクは存在


4.Amazon CloudFront

説明:
・CDN(Content Delivery Network)サービス
・一言で言うとS3用のキャッシュサーバー

コスト:
・日本のエッジセンターを利用した場合のデータ転送料課金
$0.220/GB

Amazon Web Serviceでできることのまとめ - labs blog

gigazineの記事でもありましたが、便利なんですが使い方によってはさくらインターネットでの専用サーバの方が割安だったりします。
使いどころを考えれば便利そうですね。


2年前 | | 2010年 1月 25日 | このエントリーを含むはてなブックマーク
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