最近、自転車で通勤する人を見かけることが増えました。この自転車通勤、通勤手当を支給している会社があることを知っていましたか?
◆おおむね2km以上が自転車通勤手当を支給
2011年の夏は、節電猛暑。クールビズを実施している会社も多いのではないでしょうか。加えて、震災後、電車通勤がままならなかったことで、“自転車通勤”がにわかに注目されました。
労務行政研究所編集の『労政時報』より、2007年の調査を見ると、通勤手当に関する付帯項目として、手当を設けている企業(228社) に自転車通勤者に対する支給状況を尋ねたところ、「支給あり」とする企業の割合は30.3%となっています。
この「支給あり」の企業に、片道の通勤距離が何キロ以上だと支給しているか聞いたところ、圧倒的に2km以上という結果になっています。
2kmまでで、実に9割以上の会社が通勤手当の支給をすると回答しました。
◆通勤手当額は平均で月2089円
自転車通勤に手当がある会社で、かつ、2km以上で支給していると回答した32社に、片道通勤距離2kmの場合の通勤手当の額を聞いたところ、平均は2089円となりました。
ちなみに、最多は1000円台の37.5%でした。おおむね、2kmを自転車通勤した場合にもらえる通勤手当の額は、1000~2000円といったところでしょう。
ち なみに、自転車や自動車などで通勤している人に対して支給している通勤手当の非課税限度額は、片道の通勤距離(通勤経路に沿った長さです。)に応じて、次 のように定められています(国税庁 タックスアンサー No.2585 マイカー・自転車通勤者の通勤手当参照)。これをみると、自転車通勤者に対する通勤手当の額は、多くの場合非課税限度額の範囲内に収まっ ているといえます。
ちなみに、不動産物件からその最寄り駅まで歩いた場合の所要時間は、80mで1分と定められているので、2kmを徒歩による所要時間に直すと25分。歩いて25分は大変だから、自転車で通勤しても良いという判断を下している会社も多いのかもしれません。
◆こんな所も要注意
保険関係に詳しい社会保険労務士の益田浩一郎さんは、自転車通勤の際の問題点について以下のように指摘します。
「警 察庁の統計(平成22年中の交通事故の発生状況)によると、自転車乗車中の事故による死傷者数は2010年には15万1631人となっています。加害事故 を起こせば、相手方への損害賠償責任も発生します。通勤している本人の通勤災害もさることながら、加害者となった場合のことも考えておかなくてはなりませ ん。
自転車の場合、自動車のような自賠責保険といった強制保険は付保されていません。万が一、自転車事故によって他人の身体や物に損害を与えるなどした時に備えて、自転車保険や個人賠償責任保険など損害賠償責任を負ったときに支払われる保険へ加入することをお勧めします。」これから健康作りを兼ねて、自転車通勤を続けたり、新たに始められるかたもいると思いますが、くれぐれも熱中症と事故に気を付けて、快適通勤ライフを満喫してください!
今流行の自転車通勤の通勤手当っていくら? (ジンジュール) - goo ニュース (via petapeta)
coopの自転車保険なら年間数千円で家族全員が対象になります。
