自分でできる やけどの治療やけどにラップ の 続編 です。
やけどで、こられた患者さんに、ワセリンをぬったラップをあてる治療をしています。
やけども、ほかのキズと同じように、治療の原則として、
乾かさない
消毒しない
処置をします。
やけどで、ほかのキズと違うところは、
とにかく、イタイ!! こと。
ヒリヒリして、ちょっとでもあたったりすると、悲鳴が上がりそうになります。
そこで、やけどの治療には、ほかのキズの治療と違って、
やけどにくっつかず、簡単にはがれる
やけどから出る液(浸出液)が乾いてこびりつくことがない
やけどから出る液が多いので、処置をほかのキズよりも多くしないといけない
処置が必要です。
それには、
やけどを乾かさず、簡単にはがれて、自宅で処置ができる
ワセリン+ラップ が、最適です。
ということで、自分でできる やけどの治療 の方法ですが、
病院でワセリンをぬったラップをあてて帰った後、やけどから液(浸出液)が出てきたら、
1.ラップをそーっとはがして、やけどから出る液(浸出液)をぬるま湯で洗い流します。
痛ければ、無理せずに落ちるところだけ落とします。
水ぶくれは破らないようにします。
2.ワセリンをラップに塗ります。(やけどにそのまま塗ると、とてもイタイので、ラップに塗ることをおススメします。)
手で塗りにくい時は、バターナイフやアイスクリームの木のスプーンなどが便利です。
3.ワセリンのついたラップで、やけどを覆います。
やけどでは、皮膚の痛みを感じる神経がむきだしになっているために痛みを感じやすいので、覆うだけで痛さが減ることが多いです。
4.ラップの周りをテープで止めます。
やけどから浸出液が多く出ることがあるので、ラップの上からガーゼやタオル、うすいオムツなどをあてて、浸出液でまわりがよごれないようにしたほうがよいでしょう。
浸出液が多い場合は、1日に2-3回の処置が必要になることもあります。
可能ならば、ぬるいお風呂に入った後(ほかの人の後には入らないほうが良いでしょう)や、シャワーの後に処置をするとよいです。
また、やけどの周りが 赤くなってきたとき、 腫れてきた時、 痛みが強くなってきた時、 水ぶくれが破れたとき は、病院での診察を受けてください。
やけどで入院されている方の治療の様子も、いつかお知らせしますね。
*まとめると・・・
1. 傷を水でよく洗う。消毒はしない!
2. 傷を被うように少し大きめのラップをあてて、縁をテープで留める。可能ならどこかに隙間を残しておく。
3. 翌日から毎日傷を水洗いし、ラップを交換。夏場など発汗の多い季節は日に1-2回程度繰り返す
なお、蛍光灯の光なども火傷の痕が残る原因になるそうなので、プラスモイストないしラップの上から包帯などで覆っておいた方がいいとのこと。
*ワセリンとは・・・
ワセリンには保湿効果があり傷口の保護に適しているようです。ここで注意するのは,殺菌作用のある軟膏などは使ってはいけないこと,
乳液やクリームなど,界面活性剤の入っているものも,皮膚に影響を与えるので使ってはいけない。必ずワセリン,だそうです。
また、やけどの周りが以下の様になった場合には、個人的な判断をせず病院での診察を受けてください。
赤くなってきたとき、
腫れてきた時、
痛みが強くなってきた時、
水ぶくれが破れたとき
*やけどをしてしまったときの選択肢
・チューブタイプの白色ワセリンでラップを使った湿潤治療
・プラスモイストを使った湿潤治療
・バンドエイド キズパワーパッドを使った湿潤治療
*プラスモイストの購入はこちらから
http://www.zuiko-medical.co.jp/moistp.html
*その他、湿潤治療に関しての詳細は以下のサイトを参照ください。
http://homepage2.nifty.com/treknz/wound_care.html
1年前 | 固定リンク | 2010年 7月 26日 | 
