なぜ海外では大学生に「戦争学」を教えるのか?
戦争を大学で教えている、というと何か恐ろしげな、軍国主義者を大量生産しているかのような偏見を持ってしまいそうですが、それは間違いです。
欧米の大学で戦争の研究が盛んになったのは、世界大戦を反省したからです。人類史上初の「世界大戦」を経験し、二度目の世界大戦でも主戦場となったヨーロッパ諸国は、なぜこんな悲惨な戦争が発生したのかを必死で解明しようとしました。二度と世界大戦を起こさないためです。平和を守るために、戦争を研究したのです。
これは、健康を守るために病気を研究するようなもので、道理に適っています。
健康を守るためには、病気を研究してその原因を探る必要があります。それによってワクチンを開発したり、予防接種を発明したりして、人類は病気を防ぎ健康を増進してきました。
戦争の研究も同じです。平和を守るためには戦争を詳しく調べ、原因をつきとめ、対策をたてる必要があります。そのために戦争を研究する学問が必要なのです。
海外諸国では、このように大学やシンクタンクで戦争を研究し、それを学生に教えたり、政治家にレクチャーしたりしています。だから多くの人が「戦争と平和の常識」を身に着けているといえるでしょう。
イギリスの戦略家リデルハートはこう言っています。「冷静な平和主義者であろうとするなら、新しい格言に基礎をおくべきである。それは”君が平和を望むなら、戦争を理解せよ”ということだ」
なぜハーバード大学は「戦争学」を教えているのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
2009-06-17 (via atm09td, konishiroku)
11ヶ月前 | 固定リンク | 2011年 6月 26日 | 
