2011年 5月 15日 はてなブックマーク -
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Apacheの場合、さまざまな機能を「モジュール」という形で用意しています。
モジュールを増やせばたくさんの機能を利用できますが、その反面メモリを大きく消費してしまうという問題があります。
CentOSのデフォルト状態では、ほぼ全てのモジュールが有効になっているため、必要以外のモジュールを除外する必要があります。

例えば、一切モジュールを消さないデフォルトの状態だと、1プロセスあたり5MB程度のメモリを消費していることが分かります。

# ps aux|grep -v Ss|grep ‘[h]ttpd’|head -1
apache 22523 0.0 0.4 257548 5036 ? S 12:27 0:00 /usr/sbin/httpd

これを適切に設定しなおすと、4MB程度まで減らせます。
1プロセスあたり1MB省略できれば、200プロセスで200MB削減できることになりますし、実際にリクエストを受け付けているプロセスの場合はさらに消費メモリの差が出ることになります。

# ps aux|grep -v Ss|grep ‘[h]ttpd’|head -1
apache 24715 0.0 0.4 161716 4228 ? S 19:46 0:00 /usr/sbin/httpd

とはいえ、どのモジュールが必要なのかが分かりにくいので、モジュールの一覧と、私の勝手な重要度をまとめました。
重要度は、◎、○、△、+、の4種類で分類しており、一覧にある重要度のタイトルをクリックすると、フィルターすることも可能です。
◎=必須
○=あったほうが良い
△=必要ならあればよい
+=必要性なし



モジュール名コメント
mod_auth_basicベーシック認証
mod_auth_digestダイジェスト認証
mod_authn_file認証にテキストファイルを利用する
いわゆる.htpasswdを使う場合は必要
mod_authn_alias
mod_authn_anon匿名ユーザを認証する
mod_authn_dbm認証にDBMファイルを利用する
mod_authn_default
mod_authz_hostホスト/IPアドレスでのアクセス制限
Orderや、Allow from ?? を使う場合は必須
mod_authz_userユーザ名でのアクセス制限
mod_authz_ownerファイル所有者でのアクセス制限
mod_authz_groupfileグループでのアクセス制限を行う(テキストファイル)
mod_authz_dbmグループでのアクセス制限を行う(DBMファイル)
mod_authz_default
mod_ldapLDAP用の基本モジュール
mod_authnz_ldapLDAPでのアクセス制限
mod_includeSSIを提供
SSIを利用する場合は有効にする
mod_log_configログ保存
アクセスログをとるためには必須
mod_logio送受信バイト数のログ保存(このモジュールがなければ保存できない)
mod_envCGIやSSIでの環境変数を設定する
必要なければ無効でかまわない
mod_ext_filterデータ返送時に外部プログラムを経由させる
mod_mime_magicファイルの内容をベースにMIMEタイプ決定
mod_expiresExpireヘッダをセットする
mod_deflateデータ返送時に圧縮する
mod_headersリクエスト、レスポンスヘッダを制御する
必要なければ無効でかまわない
mod_usertrackクッキーでユーザ追跡を行う
mod_setenvif環境変数の制御を行う
無効でもかまわないが、標準の設定ファイルで利用されており、有効にするのが無難
mod_mime拡張子をベースにMIMEタイプを決定
mod_davWebDAVを提供
mod_status/server-statusにてサーバ状態を表示する(URLは変更可能)
mod_autoindexディレクトリへのアクセス時にファイル一覧を作成する
mod_info/server-infoにてサーバ設定を表示する(URLは変更可能)
mod_dav_fsWebDAVを提供
mod_vhost_aliasバーチャルホストを簡単に生成
mod_negotiationクライアントに適したファイルを自動判別する(.jaなど)
mod_dirディレクトリの取り扱いを行う(index.htmlの取り扱いなど)
mod_actions特定の拡張子へのリクエストに応じてCGIを実行する
mod_speling大文字小文字を同じように扱えるようにする
mod_userdirユーザのホームディレクトにアクセスできるようにする(チルダ形式など)
mod_aliasAliasやRedirectを利用できるようにする
mod_rewriteRewrite機能を提供する
mod_proxyProxyを提供する
mod_proxy_balancerProxy時に負荷分散機能を提供
mod_proxy_ftpProxy時にFTP接続機能を提供
mod_proxy_httpProxy時にHTTP接続機能を提供
mod_proxy_connectProxy時にCONNECT機能を提供
mod_cacheキャッシュを提供
mod_suexecsuexecを提供
mod_disk_cachecache_moduleにおいて、ディスクキャッシュを提供
mod_file_cache静的ファイルをメモリにキャッシュさせる
mod_mem_cachecache_moduleにおいて、メモリキャッシュを提供
mod_cgiCGIを提供
mod_versionクライアントへのレスポンスにApacheバージョンを挿入する


※注意点
以下のモジュールを無効にすると、標準の設定ファイル(/etc/httpd/conf/httpd.conf)のまま起動するとエラーとなります。

  • mod_authz_hostを無効にした場合には、OrderやAllowなどの項目(例えば332行目など)をコメントアウトする必要があります
  • mod_proxyを無効にした場合には、以下ようにコマンドを実行し拡張設定ファイルを無効化する必要があります
  • # mv /etc/httpd/conf.d/proxy_ajp.conf /etc/httpd/conf.d/proxy_ajp.conf.stop
  • mod_autoindexを無効にした場合には、IndexOptionsから始まる関連項目(例えば592行目?657行目)を全てコメントアウトする必要があります
    もしくは以下のとおり、<IfModule>で括ってしまう方法もあります
  • vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
    <IfModule mod_autoindex.c>
    IndexOptions FancyIndexing VersionSort NameWidth=* HTMLTable
    ・・略・・
    IndexIgnore .??* *~ *# HEADER* README* RCS CVS *,v *,t
    </IfModule>

ちなみに、私はいつも以下のモジュールを有効にしています。
なお、mod_autoindex と mod_proxy を無効化していますので、前述のとおり設定を変更しなければエラーとなって起動しません。

LoadModule authz_host_module modules/mod_authz_host.so
LoadModule log_config_module modules/mod_log_config.so
LoadModule setenvif_module modules/mod_setenvif.so
LoadModule mime_module modules/mod_mime.so
LoadModule status_module modules/mod_status.so
LoadModule negotiation_module modules/mod_negotiation.so
LoadModule dir_module modules/mod_dir.so
LoadModule alias_module modules/mod_alias.so


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