30年以上も昔、担任の先生が産休に入って、代打要員として、音楽の先生が県から派遣されてきた。ちょうどその頃、県の音楽コンクールが重なっていて、「どうせでるなら勝ちましょう」なんて、いろんなことを教わった。
柔らかい音を出す
「トライアングルを柔らかく鳴らしましょう」というのが、演奏の課題として取りあげられていた。
どれだけの感情を込めたところで、あれだけシンプルな楽器を「柔らかく」鳴らす術は分からなかったのだけれど、その先生は、「柔らかいとは、紐の根 本を固く持つことだ」なんて教えてくれた。「柔らかい」というのは、要するに響きの減衰が早いことと同義であって、トライアングルを吊っている持ち紐の、 トライアングルに一番近い場所を固く握ることで、音は「柔らかく」鳴るのだと。
縦笛を鳴らす人は、パートが終わった瞬間に両手を膝の上に置くときれいに見えること。シンバルを叩く人は、叩いたあとでシンバルごと「ばんざい」の姿勢を何秒か行うことで、音がとてもきれいに「見える」こと。いろんな勝ちかたを教わって、うちのクラスは市で3位になった。
理念とは卑怯の提案 - レジデント初期研修用資料 (via ginzuna)
1年前 | 固定リンク | 2011年 1月 30日 | 
