満漢全席  man han quan xi  マン3ハン4チュエン2シ−2
 満漢全席とは、王朝時代より宮廷の祭事として行なわれてきた食の宴典ですが清朝時代の皇帝、西太后が満漢全席を行なったのが最後とされています。それは満州の料理人・漢の料理人を筆頭に中国全土より名のある料理人を集めて作らせた中国最高級の宮廷料理であり、二日間にわたっての盛大な満漢全席が行なわれていたと伝えられています。前菜が48品、料理が134品、その他、点心類64品、素材は日本では味わえないものも多数あり、猿の脳ミソや象の鼻、オランウータンの唇、虎のペニス、鶴の首、熊の手、蚕のさなぎ、冬虫夏草、蛙、サソリ、蛇、ハクビシン、パンダ、ダチョウ、赤犬等、その他百数十種類にも及ぶと云います。
日本でも有名な高級素材である燕の巣やフカノヒレ、北京ダック、スッポン、クラゲ、ナマコ、羊、猪、牛、猿のこし掛け等ももちろん、その中に含まれていました。
私が満漢全席を知ったのは、たぶん田中角栄が内閣総理大臣の時に日中友好関係の縁で満漢全席が紹介されたような気がします。一時ブ−ムになり、街の中国料理店でもよく満漢全席のミニメニュ-を掲げて盛り上がっていました。茅台酒(マオタイシュ) 度数53と云うとても強いこのお酒も田中角栄が好んだお酒として一躍有名になりました。
また、観光用に「上海で満漢全席を食べつくすツア−」が人気を呼び私の友も行って来たと自慢していたのを思い出します。確か、50人パックの1人頭 十万円で料理を12時間かけて百品ほど食べつくすという企画だったと思います。あの頃の私は貧乏で、いや今も相変わらず貧乏ですが、なにしろ、先立つものもなく行くに行けませんでした。今思えば、謝金に謝金を重ねても行けばよかったと思います。そうすれば、ここで色々紹介できたはずなのですが残念です。